本日タイ株式市場は狭い範囲での値動き。第1四半期決算のための「窓の飾り付け」が株価を下支え。
キャピタルノムラのタノムサック市場分析部門シニアマネージャーによれば、「今朝のタイ株式市場は狭い範囲での値動きとなろう。小型株や、何がしかのニュースが報道されたような会社の株が取引の対象として上ってくる。ここで、他のアジア域内の市場の株価の動きは、概ね小幅での値下がりとなっている。全体的に見渡せば市場を動かすような大きな材料、手掛かり不足に陥っているともいえる。
また、日本での原子力発電所事故の問題は、予想以上に深刻なものとわかってきた。これによりいくつかの外国人投資家・機関は、投資のポートフォリオを組みかえる動きに出るかもしれない。
いずれにせよ、市場は第1四半期決算の前の「窓の飾り付け」的な動きでプラスに振れる可能性もあろう。また本日はタイ国財務省経済局よる経済指標の発表があるが、これには注目したいところだ。国内政局は(あまり変化がないが)要注視。株価へ結び付ける動きもでてくるだろう。
これらを勘案してSET指数、本日は買い気配1,025-1,018、売り気配1,038-1,044ポイント程度か。」とのこと。(Info Quest 3月29日配信)